読書メモ

本日は創立記念日で会社が休みということで、先日(http://d.hatena.ne.jp/seikoudoku2000/20110227)買った本を大分読み進めることができた。

数学ガールのほうは現在第6章まで読んだ。これまでの作品も面白かったけど、どちらかというと学生時代に勉強した話や文系上がりの自分が今まで手をつけたことも無い世界のことを易しく(といっても理解できているわけではないですがww)、美しく紹介してくれている感じだったのが、今回の作品ではアルゴリズムの性能の話が第6章で取り上げられていて、代表的なアルゴリズムをウォークスルーで解説してくれていたり、ちょっと前に読んだ本で紹介されいていて何だか分かりづらいな〜と思っていたO記法に関して、ミルカさんが、

T(n)=O(f(n))
T(n)はたかだかf(n)

(「数学ガール 乱択アルゴリズム」より抜粋)
という言葉を元に明快に説明してくれていて、これまでで一番萌えてしまったかもしれない(笑)。
この先を読み進めるのが楽しみ & 何回か読み直してしっかり腹落ちさせたいなと思う。

そして、わざわざブログを書こうと思ったのは、同じく第六章に出てきた言葉に感動したことをメモしておきたいと思ったから。

伝える価値があることを、正しく伝わるように書く。
 ーそれが、論文の本質だ。
これまでの人類の発見に、自分の発見を新たに重ねる。
 ーそれが、研究の本質だ。
過去の上に現在を重ね、未来を見る。
 ーそれが、学問の本質だ。

(「数学ガール 乱択アルゴリズム」より抜粋)

数学ガールと一緒に買った「みんなが知りたい地図の疑問50」、「地図の科学」という本を並行して読んでいて、地図というのは文字より誕生が古く、それ以来、各時代の色んな人たちが様々な努力をした積み重ねの上にできてきたものだということを知り感動していたところに、さらに上述のミルカさんの言葉に出会って、webサービス上の地図に同じことを感じた。
あれらの地図はgoogleだけが発祥というわけではなく、これまでの人類の発見・研究・創意工夫が詰め込まれているんだな〜と。
そして、今は、その地図を開発に使える立場にいるのだから、そのこと自体に喜びを感じるとともに、もし、そこに自分なりに何かを重ねて未来が見れたり、新しい価値を生み出すことが出来たら最高だなと!!
会社の創立記念日に感じることの出来たこの思いを胸に、明日からまた仕事に励んでいこうと思う今日この頃なのでした。