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流氷

その他

2月に知床に行く予定(というか決定?職場の人にはまだ言ってないけど)なので、流氷の動向が気になる今日この頃。去年も行ったけど、きっちりと接岸してなくて微妙な流氷ダイブだったので、今年こそはという思いもあり。


ちょいちょい見ている気象庁のデータ
http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/seaice/okhotsk_2008.html


去年よりも海氷域面積が少ない。。そして、恐るべきは平年値との比較。温暖化という単語は1日1回は聞くようになったけど、それもうなずける悲しい状態。いつか、北海道に流氷が接岸しなくなる日が来るのか、文明の進歩で二酸化炭素を減らせるのか。。


去年行った時に、流氷のでき方をガイドさんからレクチャーされたのに、きれいさっぱり忘れてしまっていることに気づいたので調べ直してみた。忘れないようにメモ。

  • 用語
    • 結氷温度・・・水という液体が氷に変わる温度。(真水は0℃、海水は-1.8℃)
    • 最大比重温度・・・物体が一番重くなる温度。(真水は4℃、海水は-4℃)


⇒湖では(結氷温度 < 最大比重温度)のため、全体が最も重くなる4℃まで冷えると、表面がそれ以上冷えても、より重い水が下にたまっているので、段々と循環しなくなり、表面から凍結していく。(全体が0℃にならなくても凍結。)
海の場合は、(結氷温度 > 最大比重温度)のため、表層が-1.8℃になっても、下の水のほうが軽いので表層の水が沈んで循環を続けるため、凍りにくい。もちろん、めちゃくちゃ深いことも要因の一つ。


ではなぜ、オホーツク海(北半球では流氷ができる最南端の海)は凍るのか???

  1. オホーツク海は周りがシベリア大陸カムチャッカ半島、千島列島、北海道に囲まれた閉じられた海。さらに、アムール川という大河が流れ込んでおり、上層の塩分濃度が薄くて軽い部分と、下層の塩分濃度が濃い重い部分という2層構造になりやすい。
  2. 冬になり、海面が冷やされると、水温差による循環が起こる。しかし、下層には重たい海水が既に存在するので、循環は上層(平均水深800Mのうちの50Mくらいの部分だけ)だけで行われる。
  3. この特殊な条件から、-1.8℃に達しやすく、結氷し、流氷が完成!!
  4. 凍るのは真水部分のみで、まわりの海水に比べて濃度が濃いブラインという部分ができる。ブラインの中には下層の海水より濃度が濃いものがあるため、どんどん下へ下へと沈んでいき、結氷した部分を除いて全体が循環する。
  5. 海底にたまった窒素、リン酸、カリの様な栄養分が上にも上がってくるため、植物プランクトンが増え、それを狙って動物プランクトンが増え、それを狙って小魚が増え、それを狙ってでかい魚が増え、それを狙ってワシとかまで集まるという食物連鎖が発生し、賑やかしい海になる。ビバ!流氷!!


ということで、流氷ができなくなると、なんだか寂しいなーとかいうレベルではなく、海の恵みの現象にもつながるそう。
ちなみに写真は去年の。ダイビングした次の日に、ビシッと接岸したんだったな。。。。


参考にしたURL:
http://www.cargo.toba-cmt.ac.jp/simulator/backnumber11.htm
http://giza-ryuhyo.com/QA/QA001.htm
http://www.flintstone.co.jp/20040314.html