人気エントリーに上がってた http://d.hatena.ne.jp/naoya/20080306/1204801971 を読んで、

ソフトウェア技術者の世界は脅迫に満ちている。「xxを読んでいないと駄目だ」「yyを経験していないやつは使えない」「zzは教養だ」など。ただ、こういう事を言っている本人はxxを読んでいるし、yyを経験しているし、zzを知っている。つまりこの手の脅迫は単に話し手の自己肯定の為に発せられることが多い。

こうした理由から、真に学ぶ価値がある技術は自分で見つけなければならない。それを誰かに教えてもらうことは不可能である。ただ言えることは、”誰かが知っているから学ばないといけないような気がする技術”を学ぶことに翻弄してはいけないということだ。

という部分に激しく同意してしまった。自分がずーっと漠然と思ってたことが見事に表現されていた。

自分は社会人になるまで、サーバの意味も分かってなかったし、IT系を受けるにあたって就職活動前にゼミの先輩から、「得意な言語はありますか?」と聞かれた時に、間違っても「英語」とか「中国語」とか言っちゃダメだぞと言われて、「そうなんですか!」と真面目に答えていた感じなので、まさしく翻弄されまくって(というか翻弄されるべきだったかも?)、色々勉強してきた。もちろん良かった面も多々あるし、正しく指摘してくれる人というのは本当に貴重である。
ただ、普通に教えてあげればいいところを、「xx(主にその職場で使われている技術)ができない=その人はダメ」みたいになっていく風潮はどうも違う気がしていた。だって、今までにxxの経験が少ないだけだし、そんな事は面接とかの時点で分かっているはずである。同時に、自分も忙しくなって余裕がなくなると、そんな風に人に接してしまうことがあって、こりゃいかんなとー思っていた。まさしく、こういうことですね〜。気をつけよう。
と同時に、限りある人生、xxに興味が無いのに、xxを勉強しないといけない仕事に就くことは、ほんとにもったいないことだなーと最近思うようになった。

A-level people want to work with A-level people.
B-level people tend to hire C-level people.──Silicon Valley proverb