ソーシャルゲーム

今のところ、僕自身、ソーシャルゲームというものにあまり興味はなく、子供がのめりこんだら困るな〜と思っているし、転職時もナビゲーションにはリアルな生活を充実させることに力がある思い、今の会社を受けることにした。

でも、最近、2つのエントリーに出会って少しずつ考えが揺らいできている。
一つは、TED Talksの「世界を覆うゲームレイヤを作る」
http://www.aoky.net/articles/seth_priebatsch/the_game_layer_on_top_of_the_world.htm
もう一つは、shi3zさんの
「ソーシャルゲームを遊ぶと宇宙ロケットが飛ぶ仕組みを考えるまでの顛末」
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20110119/1295399257

特にshi3zさんのエントリーは(他のshi3zさんの人気エントリーに比べると)あんまりブクマついてないけど、自分には圧倒的に一番ぐさっときた。
自分自身、akhkさんの

ぼくがソーシャルゲームにまったく興味がないのはそこ。いくら儲かろうが、人を幸せにすると自分で思えないサービスをやる気は、一生ございません。
http://twitter.com/akhk/status/20510079933

という考えに近かったけど、でもそれに対する反論をshi3zさんが順序立てて説明して、そして、JAXAの話を読んでいくにつれ、自分の価値観が揺らいで何ともいえない気分になった。(たまたま最近、宇宙兄弟を読んでたから、特にJAXAの話がぐさっときたのかもしれない。ゲームで遊ぶことが、ほんとにあの兄弟のような存在につながると素敵だな〜と)
自分は課金の問題のニュースばかり見せられてマスコミに踊らされ、GREEやDeNAの成長っぷりにどこか嫉妬していて、近視眼的になって、何かもっと大局的なものを見失っていたかもな〜と思うようになってきた。

それ以降、何だかんだとやっぱ次はゲームの時代になるのかな〜と空想を張り巡らしている。
60年くらい前の設定だった「ゲゲゲの女房」を思い出してみれば、松坂慶子の貸マンガ屋が教育に良くないという理由でPTAから抗議を受け、子供の立ち入りを禁じられていたけど、もしかしたらソーシャルゲームというのは今、そういう立ち位置にいるのかな〜と思ったり、あと、ソーシャルゲームの定義ってなんなんだというのもけっこう疑問に思うようになってきた。ボードゲームは皆でやるからソーシャル?サンシャイン牧場を一人でこっそりやってもソーシャル?モンハンを4人でやったらソーシャル?ソーシャルゲームが悪いんじゃなくて、マンガにも良コンテンツ、不良コンテンツがあるように、ソーシャルゲームにもそれがあるだけなんじゃないか?

いまいち、まとまらないけど、そんなことばっかり考えてて頭の中がぐじゃぐじゃしている。

そして、最終的に、ゲームのことばかり考えてると、ゲーム作りというものにものすごく興味が湧いてきたww。
別に転職云々とかではなくて、今の立ち位置から、既に大流行中のコロプラとか、ARG(代替現実ゲーム:Alternative Reality Game)みたいのとかに絡めて、リアルな生活を豊かにする(=自分の中の定義としては家族や友達と一緒に余暇に遊べる)ような何かにつながるものを作れないかな〜と、これまた頭をぐちゃぐちゃにしながら考え中。
web勃興の10年、検索の10年、つながりの10年、どれにものれていないから、次の波には少しでものってみたいな〜。