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デブサミ2日目の午前

技術 勉強

ほんとは一気にまとめようと思っていたけれど、すんげー長くなってしまうので、日を分けることにした。

ハッカー中心の企業文化を日本に根付かせる 楽天 吉岡さん

    • #hccjp #devsumi でつぶやこう。
    • ハッカーとは?
      • インプットよりも行動、許可を求めず行動し謝罪する。
      • 管理より自由、反権威的、ラフなコンセンサスと動くコード。
    • 民族誌という言葉を持ち出した理由
      • 箸を使っていることは普段意識しないが、それを記述することで自分達の文化を意識することができる。組織文化も記述していくことで、それを客観視したり、他に伝えたりできるようになり、よりよい組織文化を作っていくことができるのではないか。あとは、転職によって緩やかな伝播したり。
    • DEC(吉岡さんが新卒で入った会社)にエンジニアリング人生に影響を与えた文化があった。
      • ミッドナイトプロジェクト
        • 業務とは別に予算人員などを確保せずに独自に行うプロジェクト。
        • 業務時間の10〜20% を業務外内容にあてることが黙認、むしろ推奨されていた。
        • Googleの20%ルールが有名だが、当時から様々な企業で普通に行われていた。
      • コンピューターネットワーク掲示板
        • 開発内容、製品情報、バグなどに限らず、ありとあらゆることが雑多に記載されていた。
      • 管理よりも自由。
    • 統制の手法に関して
      • 功利的統制 → お金、地位
      • 強制的統制 → 力関係
      • 規範的統制 → 組織の価値観イデオロギー ##これがいいとは思うが、、、
      • 「超マシン誕生」、「闘うプログラマ」、「iモード事件」 あたりを読むべし。
      • 「洗脳するマネジメント」、スティーブンレビーの「ハッカーズ」もおすすめ

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    • ポールグレアムのYahooに起きてしまったこと http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20100815
      • 簡単に儲かりすぎてしまった、ハイテク企業への強い意志がなかったため、yahooは失墜しつつある。
      • どんな企業にハッカー中心の文化が必要か? → 良いソフトウェアを必要とする全ての企業。

## DeNAの南場さんが、昨日、最初は外注でインドの会社がサービスを作ったりしていたが、それは間違いだと気づき、内省思考を強め、今に至るという話をしていた。

    • ソフトウェア開発に必要なこと
      • 最高のプログラマを雇う。(ソフトウェアは人月では無く、プログラマによって作られるので当たり前!)
      • 少数精鋭。
      • 最高のプログラマは最高のプログラマと働きたがる。
      • 勿論、誰もが最初は素人だけど、そこに近づきたいと思ったら自分で努力するしかない。
    • 文化の作り方
      • 暗黙値の継承 → パッション、仲間、勉強会、ランチ、飲み会、合宿
      • 形式知の継承 → ドキュメントとか
      • 組織は縦割り、横割りの2つの軸があり、どこかで衝突を起こしてしまう。
      • それを乗り越えるコミュニティーの形成が必要。
      • 例えば、勉強会。楽天では社外勉強会を社内でやっている。(最近では丸山さんやscrumの偉い人を呼んだり)やってみて、メリット(社内の活性化、モチベーションアップ) > コスト(運用に関するあれこれ、安全性の問題など) であることが分かってきた。ただし、極めて属人的なので情熱と仲間が必須。
      • 属人的ではあるけれど、ルールを作らないと、一ミリも動かない人もいるので、現在の立場を利用して社内ルール作りもやった。
    • オープンイノベーションの時代
      • 社内だけに価値を求めていると沈没してしまう。
      • 社内に展開しようとしても、最初は温度低いだろうけど、頑張ろう!


感想。。。吉岡さんが講演の最初のほうで、「DECに関してはもう無くなってしまった会社なので、好き勝手言いやすいけど、現在の会社に関して言おうとするとどうしても心理的障壁が出てしまいます。」みたいなことを仰っていたけど、確かに今自分がいる会社にあてはめて云々という感想を書くには、色々と心理的障壁が出てしまう(「ハッカーは反権威的なんです。」と上司の前で報告するということは、"上司に従わない宣言" or "自分はハッカーではない" と認める2択に他ならないんじゃないかと思ったり!?) & 1月の石井教授の講演 + その後に"プロフェッショナルの仕事の流儀"を見て、会社云々の前に、まだまだ自分は本気でやれてないな〜という思いがあるので、今の会社は抜きにした部分での感想。

自分は実は2009年度に約11ヶ月間、楽天に業務委託という形で働きに行っていた。その時に当時出てきていたhadoop本の読書会(まだ、和訳が出てない時だったので洋書。。)を社員の方が開催するというのを聞いて、混ぜてもらったのが、今、考えると自分の中で結構大きな分岐点になったように思っている。(吉岡さんがこの会をやっている途中で入社され、途中参加されてました。)
Hadoop: The Definitive Guide
ぶっちゃけ、第二章くらいから!?(早すぎ?)、理解が追いつかない部分がかなりあって、日本語訳が出てから一生懸命勉強したほうが知識としての費用対効果は高かったと思う。とはいえ、知識以外の部分で色々と感じることが出来たのが、自分にとっては大きなことだった。ざっくり分けると3つくらい。(知識部分もちゃんと今は役立っています。)

1つ目として、その勉強会で、自分よりも全然レベルの高いエンジニアと同じ場を共有できたこと。その人たちの技術への熱い思いに影響されたり、自分って全然いけてないな〜と思い知らされてけつに火をつけられると同時に、正直、同じ土俵で追いかけるのは厳しいな〜とひしひしと感じた。そして、恐らく将来的には開発業務というのも効率化が進んで、どんどん集約されていくであろう中で、エンジニアでやっていくにあたっては、どういう違いを身につけて生き残っていけばいいのかな〜というのを意識するようになった。(まだ、答えは出てませんが。。)

2つ目は社員の人たちがサービスの将来に語り合っている場を少し垣間みれたこと。自分はその前もずっと業務委託という立場で働いていたので、携わっているサービスの未来について語ることはしたことがなく、そういう話を一緒に働いてる社員の人としたり、聞いたりしたこともほぼ無かったと思う。そんな自分にとって、この技術があれば、こんなことが出来るんじゃないかみたいな話を聞いているのは、凄く刺激的で、あと、吉岡さんが主催されていた楽天スケーラブル勉強会なるものでも色々とそういう話が聞けて、次は自社サービスをやっている会社で働いてみたい、、という思いがムクムクと湧いてきて、今に至ったという面がある。

3つ目は本を読んでも???だった所が、ちょっとMap-Reduceを書いてみると、スーッと入ってくるところがあって、改めて、プログラミングではやっぱ手を動かすことが最も大事だというのを身にしみて感じることが出来たこと。けっこう昔から、数学を手を動かして計算を解くよりも、歴史の参考書を読みこんで知識を付けるほうが好きという非ハッカーな文系人間で、最初にプログラミングを叩き込んでくれた方に、「色々調べてしっかり勉強しようというのも分かるけど、とにかく手を動かしたほうがいいよ」と何度も言われ、意識をしてきたつもりではあったけど、昔からの習慣ということもあり、なかなか抜けきれていない面があって、hadoopという新しい技術に向かい合った時にもその癖が出てしまった。本をウンウン言いながら読んでいた時間は、そのことを痛感するための授業料だったのかなと思う(ようにしている)。
あと、おまけとしては英語の技術本への第一歩を踏み出せたこと。最初の敷居はもの凄く高かったけど、とにもかくにも1冊経験できたことでとっかかりができて、今はiphoneアプリであれば800円で買える(epubに変換すればiPadで読める)という経済的な理由もあり、けっこう普通に買うようになっている。

何か長くなってしまいまいたが、要は勉強会というのは自分にとっては凄くプラスのものだった and 是非ともそういう文化がさらに根付いていくといいな〜と思うとともに、何かできそうなことがあれば、徒労に終わりそうでもやっていきたいと決意を新たにした。


次世代ジオロケーションサービスの作り方 yahoo 佐藤さん

    • ジオロケーションサービスの変遷
      • 場所案内 → タウン情報 → 位置ゲー → ソーシャル×位置 → AR
    • 情報の集約方法
      • ヘッド → 行政、自治体、電話帳
      • ミドル → 地域レポート、αブロガー
      • テイル → 口コミなど
      • テイルのテイル?(表現をメモリ損ねました)→ 検索ログ、GPS測位履歴など
    • 情報量に関して
      • 日本に店舗情報は約600万。
      • かつ、その内二割くらいが一年で入れかわっている。
      • 頻繁な更新が必要となり大変なうえに、情報を間違えるとクレームにつながりやすい。(賠償してください、、みたいなクレームも来る。)
    • 地域情報のニーズ
      • 飲食店、ホテルと、パチンコ・スロットは全く違う動向を示す。
      • 検索の大部分は飲食店。
      • テキストビュー、mapビューで動向に大きな違いは見られない。飲食店、ホテル、駐車場、病院 etc..
    • YOLP(Yahoo Open Local Platform)が解決すること
      • 地域、拠点情報を統一フォーマットで開発者に提供。
      • 広告等による収益、yahooからの導線も検討している。
      • データを入れる人 → yahooが仕組みを作り、営業を使って、各地域の地域系サイトや、店舗等に入れてもらうように活動中。
      • 現時点で、地点数1100万、協力会社28社
      • 全ての情報を外部に提供する予定!!
      • 開発生産性の向上、地域情報流通の増大。
    • YOLPのテクノロジー
      • 内部データ → YDF(XMLのようなデータフォーマット)による地図リストとの共存
      • ジオコーダ、リバースジオコーダ、ローカルサーチ
      • ジオコーダでは、ユーザーのクリックを記録して、検索語に対する最適なPOIを選別するということもやっている。
      • ローカルサーチでは、uid, gidという2つのidを用いることで名寄せにも対応する予定。
      • Map APIは22種類の地図を表示できるようにする。
      • ヒートマップの表示にも対応。 ##実際のコーディング記述と合わせて画面紹介があり、サーモグラフィーみたいなすげー綺麗なヒートマップでした。
      • 標高API日本測地系←→世界測地系の変換も提供予定。

YahooロコとしてGeo系のサービスブランドを一新することは知っていたけど、YOLPの構想を聞いたのは初めてで、かなり衝撃を受けた。チェックインサービスでのスポットDBの精度やメンテナンスの課題、位置ゲーではデータをどこから集めてくるかみたいな課題とか、スポット情報にまつわる課題は色々上げられているけれど、それらをずばっと解決したり、セッションでも仰っていたけれど新しいサービスが産まれてくる下地にも十分なりえそう。
ふと思ったのは、ハイチ地震の時にオープンストリートマップが凄く活用されたという話があるけど、そういった用途に使われることも十分にあり得る。
そして、何よりこれはYahooが国内の位置情報システムのプラットフォーマーを目指すという宣言。
先のセッションでは「Yahooで起きてしまったこと」なんてブログが紹介されたけど、Japanは凄いな〜。
今後、どうなっていくかが凄く楽しみ。(と同時に複雑な気分)
とりあえず、次はもっとたくさんの動いてるデモが見てみたいな〜と思った。
もしかしたら、3月6日にYahooで開催されるイベントで何かあるかな??
http://gihyo.jp/event/2011/geoconf