原発やら放射線関連の自分メモ

前に、「100000年後の安全」を見に行った(http://d.hatena.ne.jp/seikoudoku2000/20110428)りもしたけど、メルトダウン発覚以来、子供がいることもあって、何かと原発のことが気になって、色々と見たり、読んだりしている。正直、それまでは原発系のニュースを聞いても、ほとんど???だったけど、何となく分かるようになってきた。
最近、仕事以外は、頭の中がそのことで占領されがちなので、一旦吐き出す & 忘れないように自分の言葉でメモ。

◎用語

  • 放射線
    • 放出されるエネルギーそのもの。DNAを破壊する能力があるので、たくさん浴びると危険。放射線量はそれを定量化したもの。(色々と単位がありますが、まだよく分からん。。)
  • 放射能
    • 放射線を出す能力のこと。
  • 放射性物質
  • 半減期
  • 外部被爆
    • 外部にある放射性物質がある放射線を浴びること。レントゲンや飛行機に乗ることでも外部被爆はしている。
  • 内部被爆
    • 体の内部に放射性物質を摂取(食べ物や放射性物質のチリ等)してしまい、そこから被爆してしまうこと。目や傷口から入ることもある。外部被爆に比べて、体の内部に直接放射線があたることから、外部被爆と比べると格段に危険性が増す。例えば、放射線の一種であるα線は紙一枚を通過することもできないが、内部被爆してしまうと、そのα線ですら、体の細胞を傷つける。

◎その他

  • 海外でヨウ素剤が売れた理由
    • 体内のヨウ素の70〜80%は甲状腺に存在し、放射性ヨウ素も体に摂取されると、その多くは甲状腺へと移動していく。しかし、甲状腺がヨウ素で満たされている場合、余分なヨウ素は排泄されるため、事前にヨウ素をたくさん摂取しておくことで、放射性ヨウ素が体内に蓄積されることを防ぐことができる。
  • 放射性物質の拡散について
    • 風の方向や雨によって、距離によっても汚染度合いが大きく変わってくる。チェルノブイリの時は600キロ離れたところでも人が住まないほうがいいレベルまで土壌汚染されたところがあったそうな。。
  • 子どもの被爆
    • 放射線は細胞のDNAを傷つけることから、新陳代謝が盛んな子どものほうが被害が出やすい。チェルノブイリ周辺では、20年以上経っても、子どもの白血病や甲状腺ガンの増加が確認された。

単位(ベクレルシーベルト)とか、放射線の種類とか、まだまだよく分からないことが多々ありますが、とりあえず現状はこんな感じ。
以下、自分が見た中で参考になったもののまとめ。


100000万年後の安全
フィンランドで放射性廃棄物の処分方法を紹介する映画。地中500mの深さの穴を掘ってそこに100000年間埋めておくことにした。そんな方法で大丈夫!?と思うけど、どの国もまだ最終的な処分方法を決定出来ていないので、フィンランドは最も進んでいるという。。
ちなみにフィンランド原発4基分の廃棄物を格納するためにあの穴を掘ったけれど、日本には40基以上の原発があるそうな。。。
この廃棄物の処理法が一切決まっておらず、どれくらいのコストが必要か誰も分かっていない状況で原発のコスト云々ってのは、まさしく机上の空論だなと思ったり。


放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策

放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策


iphoneアプリ版で読んだ。初歩的知識が得られるとともに、浜岡と福島の違いはあれど、実際にこれに近いことが起こっていてびっくりすると共に、メルトダウン & 五重の壁も破られてるっぽいうという現状を鑑みると、チェルノブイリ避難区域の指定と比較して、ほんとにこのままで大丈夫なのかと心配になった。
そして、多くの問題点が挙げられている浜岡原発。。。。停止が決まって良かったです。

追記:
はてブのホットエントリでこの記事を見つけましたが、福島でも似たような問題点は事前からいっぱいあったんですね。。



MITの石井教授がtwitterでリンク貼ってて存在を知った。
メルトダウン後、爆発を防ぐために地下トンネルを掘って炉心の下に冷却用の何か(英語分からず、、)を敷く作戦や、数分しか居られないような放射線量のある場所での作業の映像なんかもあり、日本でもこれに近いことをやってる人がいるんだと想像して、少しクラクラしました。