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自分の仕事をつくる by 西村佳哲さん を読んだ

読書 仕事

この本。

自分の仕事をつくる

自分の仕事をつくる


夏休み、家族で小笠原に行って、一週間の間、宿自体には無線LAN環境もありiPadもあった(往復の船で電子書籍として利用)けど、何となくネットにはつながないでおこうと思い、imodeの天気予報(台風接近中につき)だけを例外として、その通りにした。そしたら、家族で過ごす時間が楽しくなって、本当に楽しい時間を過ごせた。
そうなると、これからも色んなwebサービスがこれからも出てくるだろうし、自分の仕事的にもそういうのを考えていく必要もあるわけだけど、それって本当に誰かの為になるのか?とか、色んなニュースを見てアンテナ高く持とうとか言われるけど、ほんとにそんなこと必要なのか?とか、しょーもないことを悶々と考えていた今の自分には、グサグサくる一冊だった。

出てくる人はほんと魅力的だな〜と思える人たちばかりで、出てくる言葉も選び抜かれていて、どこを読んでも気持ちのいい本だったけど、特に印象に残った部分を何個かピックアップ。

柳氏がアートセンタースクールで感じた心地悪さは、デザインが「人を幸せにする」という本来の目的を離れ、デザインのためのデザインという堂々めぐりに陥りはじめている、その無自覚性にあったのだと思う。

IT業界では最近はソーシャルのついたものやアプリがひたすら流行っていて、ここの言葉を借りると、コンセプトのためのコンセプトやら、UIのためのUIのように感じる部分があって、本質的な体験の所をあんまり考えられていないんじゃないかな〜と思ったりした。
ちなみに、柳さんの話は↓の記事にも出てきてて↑のコメントにもつながる気がする。。http://mediasabor.jp/2010/07/post_776.html
そして、全然関係ないけど、大ファンである石田ゆり子さんも柳宗理さんの作品が大好きだと言っていたので、やっぱ凄い人なんだろう(笑)。

  • 甲田幹生さんの章

自分の仕事が他人に与える矛盾、それが生み出すダブル・バインド的な状況に自覚的でありたい。

こうした分裂的状況が続くと、人は自分の精神を守るために、失感情的な心理状態に逃げ込まざるを得ない。

ダブル・バインドという概念はこの本で初めて知ったけど、この辺の下りはかなりドキッときた。。
気がつけば、色んなことを当然のように我慢したり、勝手に言い訳して何事もなかったようにやってるけど、それは大人になったんじゃなくて、ただ単に感情を失ってるだけなのかな??と思ったり、それってもっと若い時には絶対そういうことはしたくないと思っていたはずの事だったんじゃなかったかなと思ったり。。

  • 最後のまとめ

人は能力を売るというより「仕事を手に入れる」ために、会社に通っている。そんな側面はないだろうか?

ところで、私たちが会社から仕事を買っているとしたら、そこで支払っている対価はなんだろう。それは「時間」である。そして時間とは、私たちの「いのち」そのものである。

自分的には、正直、頑張ってスキルをつけて会社にとらわれずに働けるようになりたいと思い、あーでもない、こーでもないと時間を割いて勉強してたりしていた部分もあったけど、果たしてそれって何の意味があるんだろうか??
でも、ちゃんとそれが実を結んで誰かから評価された時や、(自分的に)新しい何か(=コードとか製品とか)を作り出せた時は充実感があったわけで、そこを目指した上での努力でないと、時間=いのち をかけてやっても虚しいだけだよな〜。


ちなみに、この本に至ったのは、↓の記事(RSS購読している)を読んで、
http://d.hatena.ne.jp/digitalsoul/20110829/1314575063
↓の記事を読んで、
http://www.arclamp.jp/blog/archives/ugoki_design.html
↓の動画を見て(縦サミの話は何かの記事で読んだことがあったので、興味を持った)、
http://www.arclamp.jp/blog/archives/devlove20110423.html
この資料の中の

デザインとは色や形ではなく、人の仕事を広げる仕事でしょ?

という言葉に痺れまくり、
西村佳哲」という名前でぐぐって、↓の記事が面白く、
http://mediasabor.jp/2010/07/post_776.html
この人の本は読むべき!と思えたから。
こういうwebのリンクが生み出すセレンピディティはやっぱ好きだな〜。



そして、全く関係ないけど、小笠原の写真。来年も行きたいな〜。。次こそはケータへ。。
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