デブサミ2013に行った その1 #devsumi
Developers Summit 2013 の1日目だけ参加しました。
資料は↓に適宜アップされていく模様。
デブサミ2013、講演関連資料まとめ:CodeZine
エンタープライズ、ソーシャル、スタートアップ 3つの世界 玉川さん(司会)、三谷慶一郎さん、naoyaさん、孫泰蔵さん
今回はこのセッションが圧倒的に印象的だった。パネルというよりは3人の凄い人が色々と喋ってたという感じでしたが、玉川さんの問題提起も興味深かったし、何より、孫泰蔵さんの話が強烈でした。
東アジアベンチャー生態系の話等夢見心地にさせてくれる話もありつつ、自分的には、手を変え品を変え今がいかに恵まれた、チャンスの多い時代であるかを語っていたのが、とても心に染みました。
時代の変化や技術の進化に対して、会社/個人ともについていかなければダメになるという危機感駆動で変化を促す話が巷には多いような気がしますが、それだとどうしても変化や進歩に対して(わずかながらにでも)負の感情を抱いてしまう。
が、孫さんのように、「それによっていい時代なったから挑戦しようよ!」と言ってもらえると、全く違う気持ちでチャレンジ心や向上心が持てるな〜と感じました。何かを学んだりする時も、焦りながら勉強するより、好きでワクワクしながらやってるほうが楽しいし長続きする。
そういうモノの見方に気付けたことが一番の収穫だったと思います。
- 玉川さんからの問題提示
- 日本のIT業界は二つの世界に袂を分かった!?
- エンタープライズ系
- 大資本、高品質、高可用性、高コスト、Information Technology
- web, social系
- 低コスト、スピード重視、Internet Technology
- プラスで、スタートアップの登場。
- スタートアップ元年と言われた2012年
- 他の世界と自分の世界を見比べることで見えてくるものがあるのではないか?
- 良い人生とは? ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 登壇者の紹介
- 三谷さん
- NTT Data
- どエンタープライズ
- naoyaさん
- 孫泰蔵さん
- 最近はスタートアップばっかだけど、色々やってきた。
- 最初はB to B。ドットコムバブルの崩壊で受託は辛いな~と。
- ブロードバンドがきてたのと、コンテンツに興味があってオンラインゲームに乗り出した。
- 最近はパズドラが大ヒット! ガンホー、「パズドラ」大ヒットで売上高2.7倍の258億円・営業益8倍に - ITmedia ニュース
- スタートアップ支援やってます。 MOVIDA JAPAN Inc.About Us / ビジョン Our Mission -
- 最近はスタートアップばっかだけど、色々やってきた。
- 三谷さん
エンタープライズのいままでとこれから by 三谷さん
- エンタープライズの特徴
- 省力化、自動化
- 対象はバックオフィス業務中心
- 業務内容がかっちりしている方が自動化がはまる
- 信頼性、安全性
- 要求収束と大規模PMの安定的推進が鍵
- こういった需要がなくなることは無いだろう。
- IT投資の推移
- 日本のIT投資は全然伸びておらず、アメリカとの差は開くばかり
- アメリカは80年代は投資効果はなかったが、2000年代はぐいぐい伸びた。日本はその逆。
- 80年代の投資は省力化・自動化を対象にした投資。アメリカは苦手で日本が得意。
- 2000年代の投資は付加価値向上を目的としたIT投資がアメリカは上手い。日本は苦手。
- が、80年代のモデルは一巡すると後が続かない。2000年代のモデルは市場がどんどん拡大していっている。
- これがIT投資額の推移の差に現れている!
- 日本のIT投資は全然伸びておらず、アメリカとの差は開くばかり
- 新しいパラダイム
- 人間のやってることをIT化するのではなく、ITでしかできない付加価値を生み出す必要がある。
- ユーザーとともに構想するデザイン型人材が必要!
- 他の世界(web、スタートアップ)では当たり前!?そういった世界との協調が重要。
webサービスの世界 by naoyaさん
- PCインターネット
- 儲かったのはgoogleだけ
- 広告資本をインターネットに取り込んだ
- (他の儲かったのは既存ビジネスの持ち込み組)
- 儲かったのはgoogleだけ
- 現状の課題
- モバイルプラットフォームの寡占、アプリストアの飽和
- 国内市場の相対的縮小
- webの大衆化
- 世界を変えていく要因
- モバイル
- アジアの興隆 スマフォの普及による。
- エンタープライズのコンシューマライズ
- 成功例
- Instagram
- 700万人ユーザの開発を4人で回す!
- インフラのcloud化、ストア経由での大量流入
- オバマの資金集め オバマ氏再選の裏にアマゾンの力――2012年米大統領選を支えたクラウド基盤 | クラウド・コンピューティング | トピックス | Computerworld - エンタープライズITの総合ニュースサイト
- アジャイルでゴリゴリ回す!github、daily deploy、data driven、A/Bテストの繰り返し
- Instagram
- これから
- サービス開発
- 建前のないベストプラクティス
- モバイルの波には抗えない
- webの理想を追い求めることはできるのか??
孫さん
- 年間投融資総額の推移
- 誰でもスタートアップできる時代!スタートアップムーブメント!
- クラウド環境、オープンソース、モバイル
- 10年前のラグナロクの時代、、設備投資に三億円必要だったが、五千万しか集らずorz。ログインゲームと言われた。。
- 試しに今AWSで同じことをやろうとした場合を見積もってみたら15万円/月!
- ダウンサイドリスクはほとんど無い。
- でも成功したら世界中へ!
- クラウド環境、オープンソース、モバイル
- EXIT戦略
- M&Aが主流。
- IPOが少なくても関係ない!
- M&Aが主流。
- 起業環境
- シリコンバレー
- 17000社できて、12000社がexitしたり潰れたり
- 毎年5000社増えてる
- ベンチャー生態系ができているから
- 日本
- 砂漠みたいな感じ
- 補助金は砂漠に水を蒔くようなもの
- シリコンバレー
- バンドを組むようにスタートアップしよう!!
- 起業者の人格 + 動くプロトを見て、500万円くらいはぽーんと出すよ!
- サービス作りに関して
- 英語で作れ!
- 言葉が使いこなせないから、言語に依存しないUXができる。
- 日本語で作ると日本の暗黙のコンテクストが入り込んでしまう。
- インド人の英語、シングリッシュ(シンガポール英語)等、英語の逆輸入も始まってる?日本人もみんなで話せば、、
- 英語で作れ!
今年のデブサミのお題のAction!はすぐには決められませんが、、とりあえず出来ることからということで、AWSをもっと勉強するべくポチってみた。仕事で使ってみたいな〜。
Amazon Web Services クラウドデザインパターン実装ガイド
- 作者: 大澤文孝,玉川憲,片山暁雄,鈴木宏康
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/02/07
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (4件) を見る