スピーチとか家電とか

梅田望夫さんのスピーチの映像がYouTubeにアップされてた。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20080521/p1

そして、話は変わって、1週間ほど前になるけど、「ネットと家電のキャズムを超えろ!会議 Vol.2」というのに行ってみた。(一通りレポートはまとめて会社にメールでは流したけど、皆さんが既にばっちりまとめているので、ここでは省略。)
http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20080519/p1
そこで、panasonicのCESでのkey noteのスピーチを一回聞いてみてくださいというお知らせがあった。


この2つで色々と思うところはあったのだけれど、まず、動画コンテンツってのは難しいなってことを思った。確かにブログは玉石混合かもしれないけど、クラスに何人かいた面白い人間がブログを書くことを考えれば、多くの玉が生まれてくることが分かるでしょうというようなことが、梅田さんの著書の中にあったけど、カメラの前で人を引き付ける喋りをしたり、面白いコンテンツを作ったりできる人の割合ってのはどの程度のものなんだろう?きっと、ものすごく少ないだろうな。。とジョブズの思わず聞き入ってしまうスピーチを見ながら思った。
はてなブックマークで名文として挙げられてくる文章はけっこうあって、自分も色々ブックマークしているけど、動画は滅多にあがってこない。自分がブックマークしてるのはジョブズスタンフォードでのスピーチのみ。望夫さんの動画ですら、第1回目のが1700回、最後のは700回程度しか再生されていなかった。(ブログ上から再生したものがカウントされているのかは不明ですが。)
元々、マスメディアでも、文章は作者一人で完結されるものが多いけど、動画は色んな人を巻き込んで作られているものがほとんど(違うのはNHKの視点論点くらいか?)なので、個人がバンバン動画をアップして、それをmixiのようなコミュニティ内で皆でシェアして楽しむということを実現するにはまだまだ壁があるな。
ニコニコ動画はそれにびしっと一つの答えを出したから、どかーんといったのかな。


もう1つは、ジョブズのi-phone発表のスピーチの後にpanasonicのCESのVIERA発表のスピーチを聞いて、英語がネイティブで無いってのは、やっぱり商品を売り込む上でハンディキャップだなーって思ったけど、ビル・ゲイツのスピーチは(望夫さんによると)あんまり面白くないのに天下をとったし、任天堂やらTOYOTAの躍進を考えたらあんまり関係ないのかなと思い直した。しっかし、CESであんな大スピーチを日本人がしているってのはなかなか嬉しい。日本の技術力ってのはまだ健在なんだな。
そして、関係ないけど、最近はスポーツニュースで欧州リーグの選手たちがことごとく英語でインタビューに答えているのを見て、あんなとんでもない才能の持ち主たちですら英語を勉強してるんだから、自分はもっと英語勉強しないとと改めて気が引き締まっている今日この頃。