第7回ジオメディアサミットに行ったメモ
togetter
震災対応とジオメディア
- Yahoo 佐藤伸介さん
- 情報のニーズが時間によって変わっていったので、そのニーズを見た上での情報提供。
- 地震、津波、原発、
- 計画停電→東京電力からデータをもらいながら白地図にマッピングしていった。24時間体制を組み、データの更新にあたった。
- ガソリンスタンドリアルタイム情報
- 鉄道情報→地図画像に鉄道の休止中表記。地図の画像をメンテナンスしている部隊がいる。
- 電波状況確認マップ→yahooへの緯度系度付きのアクセスを全て集約してマッピングした。
- 被災地情報→被災地エリアガイド。被災地別にカテゴライズした情報を投稿できるようにした。sinsai.infoとも連携。
- リアルタイム運行情報→twitterのつぶやきとyahooプロフィールに投稿されたデータを利用
- 通行状況→道路通行確認マップ。4月27日にリリース。
- 写真保存プロジェクト→震災前後の写真をアーカイブ
- 各対応はスマートフォンにも対応。
- YOLPのXMLを用いたデータ互換。
- ヒートマップとピンの切り替え、白地図に行政区切りで色を塗るというようなことが少ないコードで実現可能であり、スピード感のあるサービス開発が可能だった。
- 情報のニーズが時間によって変わっていったので、そのニーズを見た上での情報提供。
- Google 三浦健さん(Webマスター ウェブサイトのデザイン、作成、コーディング、管理など)
- Googleのミッション = 世界中の情報を管理し、世界中の人々がアクセスできて利用できるようにすること。震災対応中はこのミッションが常に頭の中にあった。
- Crisisレスポンス
- ハイチの地震の頃からあった仕組みを流用。
- 世界の三拠点を使って24時間体制でサイトのメンテナンスを行った。
- Person finder
- カトリーナの時に人を探す仕組みが乱立していたことを反省とし、ハイチの地震の時にエンジニアが突貫で作った。
- 現時点で72万件のデータが格納されている。
- 被災地からのデータが集まりずらいので、名簿の写真データをpicassaにアップデートしてもらった。
- 名簿画像からテキストに起こす所が手が回らなくなったので、ボランティアで協力を頼もうとしたら、既に自発的にアップの方法をまとめてくれてる人がいて驚いた。
- 最初から完璧を求めるのではなく、とにかく出して、迅速に対応していく。
- モバイル対応。
- 仙台付近では不安定ながらも電波がつながるという情報があったので対応を急いだ。
- 衛星、航空写真。
- KMLデータによる地図表示。
- 通行実績→HONDAが作成したKMLデータが10Mもあったので、効率的な形にデータを変換しヒートマップ的な仕組みで作った。
- 避難所情報
- ver 1 被災地で避難所として登録されている全てのスポット。
- ver 2 現地から出てきたリストやマスコミが集めた情報などをスクライピングするなどし、精度をあげていった。
- これからの取り組み
- クライシスレスポンスチームは現在も活動中。現地にも行った。
- ビジネス復興支援。
- ビジネスファインダー
- YouTube ビジネス支援チャンネル。現地の七つの新聞社と連携。取材してもらったビデオをYouTubeにアップ。
- 未来へのキオク。写真アーカイブの仕組み。
- Google Fusion Tablesの活用。
- Spreadsheetに近いデータ形式。
- 住所文字列のジオコーディング。
- バルーン内のHTMLデータを記述できたり。
- 本田技研 今井さん
- インターナビ・フローティングカーシステム。
- 2003年に実用化。
- 会員数約130万人。
- vicsとしても利用。
- これが通行実績の元データ
- 気象、防災情報の提供。豪雨、雪、道路の凍結など。
- 通行実績マップに関して
- 2004年の中越地震の時に防災科学技術研究所と共同で作ったことがあった。
- 2007年の柏崎地震の時にはPDFで一般公開。ただ、色々とあって一週間で閉鎖。
- 官の人からは、責任取れないから辞めてくれみたいなことを言われたり。。
- 岩手内陸地震でも対応。
- この辺の時は利用は微々たるもの。。
- 震災当日に関して
- 地震から二時間後にオフィスに戻り、インターナビのサービスが稼働しているかをチェック。動いてた。
- インターナビには震度5以上の地震があった時には、最終測位地点を事前に指定したアドレスに送る仕組みあり。動いてた。スパム扱いされないように、キャリアと契約を結んでいる。
- 地震を感知すると助けてボタン、大丈夫ボタンを表示する仕組みもあり、実際に助けてボタンを押してる人もいた。
- 助けてボタンに対してメール送る以上のことができない課題と感じた。
- 走行実績データに関して
- インターナビ・フローティングカーシステム。
震災時のこの辺りの動きについてはかなりウォッチしていたので、ちょっと微妙なネタだなと思ったりしていたけど、やっぱり実際の中の人の話は面白かった。Yahooは簡単に色んな地図を生成するためのプラットフォームとAPI、Googleは過去の世界の震災で培われたノウハウ、本田も新潟での地震で通行実績マップを作った実績があったいうことで、次のパネルでも話題になったけど、いきなりこんなスピーディーな諸々の対応ができるわけはなく、普段の技術の積み重ねが今回に活きたんだな〜と。
パネルディスカッション
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- 首都大学東京 渡邊准教授の自己紹介
- Nagasaki Archive。原爆の被害をgoogle earth上に表現。
- 会社で出来ることと個人でできることの垣根がどんどん低くなっている。情報はネット上に公開されている。それをどうマッシュアップしていくか。
- 被災地の写真をgoogle mapに目視でマッピングしたりは、むしろ個人にしかできない。
- 首都大学東京 渡邊准教授の自己紹介
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- 本編
http://www.ustream.tv/recorded/15241775
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- 箇条書きメモ
- 官の交通規制情報などを契約して見れるようにしているが、そのデータをホンダから外に出して連携することはNGとされた。極めて残念。(今井さん)
- 現地からのニーズを吸い出す仕組みがあれば、より良いものを作れると共に、モチベーションも上がったように思う。
- 箇条書きメモ
現地のNPOと日頃から連携しておくとか。(sinsai.info 関さん)
ちなみにSinsai.infoやGoogleの取り組みはボクが最近ハマっているMIT石井教授のプレゼンでも取り上げられてたので、リンクだけ。
http://www.youtube.com/tedxtalks#p/search/1/jSMSjaZy5hY
http://www.ustream.tv/recorded/14851948
LT
- Hack4japanに関して
- 知っていることが多かったので略
- spoon 30min
- ヒトメボレスイッチ mono
- ものに対する一目惚れを記録する。
- 地図付きのフォトアルバムを作れる。
- 時間軸と場所軸の二つの検索がある。
- 旅行アルバム、ウィンドウショッピングに。位置情報つきウィッシュリスト!?
- マピオンの震災対応 園野さん
- Gigapan マップコンシェルジュ 古橋さん
- 世界へ発信する被災地の現状
- 10億画素の360度パノラマ写真が取れる!自分ストリートマップ的な。
- 超高解像度画像なので、拡大しても綺麗!
- ウェブ越しに見せることも可。
- 位置情報をセットすれば、google earthにもプロットできる。
- 懇親会で聞いた所によれば、8万〜10万程度で買えるらしい。
- 追記:ここでgigapan画像見れます。ネイティブアプリのデモのほうがグリグリ回せてて凄かったですが。
ギガパン凄かった。未来を感じたけど、意外と安くてビックリした。あのレベルの画像をGeoタグ付きで配布できることを前提にすると、新しいことを色々と考えられそうな気がする。画像付きソーシャル系サービスもガンガン来てるし、情報爆発というのは、テキストではなく、画像データによってもたらされるんだろうな〜という予感がした。
- offchiz Yahoo 河合さん @inuro
- 知っていることが多かったので略。
- http://techblog.yahoo.co.jp/lab/latlonglab/offchiz/
- 次に震災が起こった時には、offchizもYahooの大きな武器となるんだろうなと思った。
- where2.0報告 GeoHex @sa2da
GeoHexの仕様ならびに関連するプログラム、サービスは以下の条件を満たすものに限り、クリエイティブ・コモンズのライセンス形式に則り、ライセンスバッジ画像およびライセンス文言・URL等のクレジットを再配布するソースコード・公開するサイト内・アプリのクレジット欄等に掲載していただくことにより自由に「改変」「再配布」「商用利用」が可能です。
・インターネット上のオープンなWebサービスである
・GoogleMaps等の地図上で動作しGeoHexによるビジュアル表現を行う
・地図もしくは同一画面上にクレジットバッジを表示する(要リンク)クローズド用途のサービスや、バックエンド処理のみに利用される場合は別途ライセンスを発行いたしますのでお問い合わせください。
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