Tatsuhiko Miyagawa's Podcastを聞いて思ったこと #bulknews

最近、遅ればせながら話題になってた宮川さんのpodcastを聞いた。
Tatsuhiko Miyagawa's Podcast

第5回のmatzさんとのやり取りの中で、なるほどな〜と思った言葉があったのでメモ。

オープンソースは安定すると死んでしまう。
Javaなどを引き合いに出して安定性云々を言う人は、Java自体にValueを見いだしているのではなく、その上で動くプロダクトにValueを見いだしている。
しかし、Rubyを作っている我々からするとRuby自体がValueなので、そこに安定性を入れることは受け入れられない

というような感じ。

で、ふと思ったのは、巷で、うちの会社では技術が評価されない云々の話をよく聞く気がするけど、状況としてはこれに近いのかな〜と思った。
技術評価してくれ云々の思いの裏にあるのは、技術が会社の利益につながるはずという思い(これがうまく数値化しずらいのも問題)に加え、技術者/エンジニアとしてやっていくには自分を安定させてしまう(=新しいものを取り入れない)と死んでしまうかもしれないという危機感なんじゃないかなと。

従来、新技術の導入にあたってはその技術が会社の利益にどうつながるかというロジックを作るのが一般的でしたが、西條剛央さん曰く「価値は関心に応じて決まる」ということなので、評価する側にエンジニアとして死んでいくということに対することに関心を持ってもらうというのも一つの手段なのかなと思いました。
一方でcookpadのような、なぜそんなバリバリいけるんだ!?と思う会社はそっちのへの関心も強いのかな〜と勝手に思ったり、そういう関心の違いのことを会社のカルチャーと呼ぶのかなと思ったり。

35歳定年説なんてものは信じてませんが、実際近づいてくると色々と考えてしまいます。(まだ数年ありますがww)

構造構成主義 - Wikipedia